植木歯科医院で行なっている歯周病再生治療とは。
2023年7月4日 カテゴリ:未分類
こんにちは植木歯科医院です。
気づけばもう一年の半分が終わろうとしています今日この頃。
歳をとるにつれて時の流れは早いなーなんて思ってます。
先日、昔働いていたクリニックの院長が植木歯科医院に遊びにきてくれました。
こちらの先生とは昔、前院長でもあります大先生も勤めていたクリニックの院長先生です。昔勤めていたと言いましたが、生まれた時からお世話になっている先生です。
今は後継者に任せ、所沢で診療を少しだけ診療行っているそうです。
本当に熱い先生で、何もわからない私を懇切丁寧に教えてもらった私の歯科医師人生にとって大切な一人でもあります。
そんな人から『お前はよくやってるな。』と言われた時は、涙が出そうになるくらい嬉しくなりました。
まだまだ私は未熟で完璧ではありませんが、もっともっと勉強して患者様皆様に満足いけるよう努力していくつもりです。
『生涯現役』でいてくださいね。なんて言ったら断られましたが…笑
さて、今回は歯周病の再生治療についての話です。
クリニックに来ている患者様は知っていると思いますが、歯周病は治せる病気ではありません。
症状を安定させ進行を止めていかなければなりません。
先日、来院された患者様の話ですが、他院で抜歯をされ、そこにインプラントをしたい、とのことで来院されました。
インプラントを行う前に歯周病の検査を必ずするのですが、行なってみるとあまり結果は芳しくなく、さらにレントゲンを撮ってみると重度の歯周病の進行を認めました。
レントゲン画像から斜めに黒くなって骨が無くっている事がわかるのですが、症状は一切なく、気になったこともなかったそうです。
(わかりずらくてすいません…)
このようになってしまったケースの場合、論文的に10年後に歯が喪失する確率は70%と言われています。
今後も症状がなく、そのまま放置したら10年経ったら抜歯になってしまうのです。
何度も言いますが患者様は一切症状はなく気にもしていなかったということが問題点です。
そして、そのまま放置していたら抜歯になってしまったというわけです。
ここから何ができるか?
と、言えば…
①安定を図るため定期的な検診を受ける。⇨しかし、10年近くで歯は喪失する。
②再生治療(自由診療にはなりますが…)を行い、長期安定を試みる。⇨10年以上、歯の保存が可能となる。
患者様は②を選択され、結果このようになりました。
画像より、何がすごいか大変わかりづらいと思いますが笑、斜めに黒くなっていた部分は白っぽくなり、なくなった骨は再生されたことがわかります、それにより歯周病は安定されました。(もちろん一番気にされていたインプラントも行いました。)
このように植木歯科医院では歯周病再生治療という高度な治療を行なっている歯科医院です。
どうか皆様、何度も同じことを言っている気がしますが、
一度きりの人生の中で一度しか生え変わる歯を無くさないように、症状が出る前の予防治療が何より大切ですよ。